うしろ姿にも子どもは親の愛を感じる

  • 2017.08.28 Monday
  • 20:00

 ある年のことです。双子の男の子が入園してきました。4月は「ママ―ママ―」と泣き叫んで、自分たちの椅子を園の玄関に運んでいっては座り、ずっとドアの先をみています。「ここに座っていたら門がよく見えて大好きなママが迎えに来てくれる。ママがぼくたちを真っ先にみつけてくれると思ったのでしょうか。そんな日が続いていたある日、双子のうちの一人の●君が、ふと玄関脇のテーブルの上に置いてあった写真立ての写真をじっと見つめまして。そして「ママ〜!」と叫んで写真の方に身を乗り出しました。

 

 その写真には「赤い靴号」と呼ばれている赤いバスが写っていて、その脇にママそっくりの長い髪をした女の人の後ろ姿が小さくうつっていたのです。「ママ〜」と嬉しそうに●君は叫び、その写真たてを腕にかかえました。もうひとりの▲君も、その写真をみて二人で写真立ての取り合いをしそうな勢いでした。先生は、その写真立てをクラスの●ちゃんたちの机の上に置きました。するとその双子ちゃんは、玄関から椅子を運んできて自分のクラスに入ると、その写真を「ママ〜」とうれしそうに見つめたのです。

 

 その写真に写っていたのはママではなかったのですが、その子たちにとっては「ママの後ろ姿」に見えたのです。うしろ姿でさえ、その子供たちのとっては大好きな大好きな心の支えになるママなのでした。この姿をみて子が母を思う気持ちはなんと大きいものなのかと思いました。

 

 

大豆生田先生の本を読んでいたら日本の幼児教育の父と呼ばれている倉橋惣三は次のような言葉が紹介されていました。

 

「まむき、横顔、うしろ姿、と三つ並べて、それは素より別々の母の姿ではない。一人の母がもつ三つの態度に、それぞれ貴重な教育価値を認めるものである。」

 

 まむき・・・子どもと一緒に遊ぶ、親がわが子にたいして真剣に向き合う体験。子どもの声に丁寧に応じる親の姿から子どもは愛情を感じます。

 

 横むき・・・何かを子と横並びでみつめる。例えば、美しい花を一緒にながめる。何かを子どもと大人が一緒にする。このような時間は、子どもにとってかけがえのない幸せな時間でしょう。子どもも親も共に手を合わせ、神様に向かって祈りをささげるなどもこれにあてはまるかもしれません。

 

 うしろ姿・・・「親の背中をみて子は育つ」といいますが、毎日を一生懸命にすごしている親の姿から子どもは自分への愛情を感じでしょう。

 

 

ありがとうイエスさま!

  • 2017.06.06 Tuesday
  • 20:00

年少組のトイレで、○君が機嫌よく、口ずさんでいました。

♪ありがとう〜イエスさま いつーも そばに いてくれて〜♪

 

この前、年長さんが参観日に特別賛美歌で歌った歌です。「幼稚園のみんなで歌えるといいね!」ということで、月曜日のチャペルの時間に一緒に歌いました。もう覚えたのですね。なんだか心がほっこりあたたかくなりました。

 

キッズフレンズ(歌集) 107番「イエスと共に」

 

 

ぬくもりエピソード お兄ちゃんのメダル

  • 2017.04.28 Friday
  • 20:00

今週プリンカップけん玉で100回達成した年長の○くんは年中の時から練習していたのですが、100回には届かず。それでもあきらめないで練習して、ついに100回達成しました。やった〜嬉しい🎵😍🎵🌠

 

○くんはその日念願の手作りメダルをもらって家に帰りました。すると弟がお兄ちゃんがもらったメダルを見てすごく羨ましがって欲しがったのだそうです。さて、お兄ちゃんはどうしたと思いますか?

 

お兄ちゃんは次の日もけん玉広場にやってきました。弟にあのメダルを譲ってあげようと思ったお兄ちゃんは今日の遊び時間、ずっ〜ともくもくとプリンカップけん玉をやり続けたのです。200回メダル目指して。そしてついに200回達成。

 私は回数よりも、弟思いの優しい心と、やり続けた○君の粘りに感心し、心が熱くなりました。

 

今日は他にも素敵な集中力、粘りを見せてくれた子供が何人もいました。この三日で16メダルがでました。

 

 

「ごめんね」「いいよ」

  • 2017.04.18 Tuesday
  • 20:00

 こどもの世界をみていて教えられたことがあります。

 

ある子が園庭で地団太踏んで、「〇〇君がおもちゃかしてくれない!」「○○くんがだめって言った」などと顔を真っ赤にしておこってにらんでいました。相手もそう簡単にあやまりません。ところがです!相手がやっとこさ「ごめんね」とあやまってきたときです。彼は間髪いれず、待ってましたというように「いいよ!」と言ったのです。そしてぱっと気持ちをきりかえ、すぐにその子と一緒に遊びだしたのです。「ごめんね」「いいよ」が魔法の言葉にみえた一瞬でした。(本当は、だいすきなお友だちとはやくあそびたかったのですね)

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

だれかとケンカしたとき、「ごめんね」って言うのはむずかしい。

 

自分だけが悪いんじゃない。

あいつの方がもっと悪い。

いろんな思いが湧いてきて、

なかなか自分のから謝ることができない。

 

でもね、

「ごめんね」で、

あなたの価値が下がるわけじゃない。

「ごめんね」で、

あなたの人生がくずれるわけじゃない。

 

むしろ、その逆。

「ごめんね」で、

あなたの素直な心にもどれて、

「ごめんね」で、

あなたはやり直すことができる。

〜中井俊己 元気がでる魔法の口ぐせ より〜

 

 

ぬくもりエピソード

  • 2017.03.15 Wednesday
  • 21:30

 今日も年中さんに、プリンカップけん玉のメダルが2つでました。

やったね❗継続は力なり。

 

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お友達が数えるのを手伝ってくれて、一緒に100回達成を喜んでくれました。嬉しいですね。

 

 

帰りのスクールバスに乗った先生から聞いた三育ぬくもりエピソード。

 

バスの窓から外を眺めるとつい数日前に卒園した○くんと○くんとお母さんが、いつも乗っていた場所に立っているのがみえました。スピードを落としてそばを通ると、目にとびこんできたものは・・・。

「◎せんせい、バスにのせてくれてありがとう」という運転手さんへのメッセージと、バスの絵を描いた自由画帳を手にもっているのが見えました。先週のバス乗車最後の日、〇君は体調が悪くて欠席でバスに乗らなかったのです。だから卒園してから、ありがとうのメッセージを送ってくれたのでした。バスの先生大感激。聞いた私たちも涙でした。

 

 

 

ぬくもりエピソード 目にはみえないけれど

  • 2016.11.01 Tuesday
  • 20:00

 ある月曜日のチャペルでの礼拝時、河原牧師が、いつものようにいろいろな絵を映し出しながらお話をしてくださり最後に聖書の言葉とイエス様の絵が映し出されました。礼拝が終わって帰るとき、私の近くにいた〇ちゃんが、「せんせい、あれがイエスさまなの?」と聞きました。「あれはイエス様の絵よ。イエスさまは目にはみえないけれど、〇ちゃんのことがだいすきで、そばにいて〇ちゃんのことをみていてくださるのよ」と話しました。

 

すると、「ふ〜ん。それじゃぁ、わたしイエスさまのことすきになるよ。おともだちのことをたたいたりしたら、イエスさまもかなしむよね。」とつぶやきました。そのような言葉が続いて出てくるとは!! 悲しい

 

 数日前、〇ちゃんはおともだちのことをたたいてしまったことがあったのです。その時に先生に言われたことを思い出したのでしょうか。「そうだね。〇ちゃん、よく気がついたね!!」目にはみえないけれど、〇ちゃんの心のうちに働きかけてくださった神様に感謝しました。き

 

 ♪目にみえないもの たしかにそこにある 風のささやきや 鳥のさえずり

  見えるものはいつの日か かならず 消えてなくなる

  見えないものはいつまでも こころにのこる

 

 ♪目にみえないもの たしかにそこにある いつも感じ取ろう イエスの姿を

  見えるものはいつの日か かならず 消えてなくなる

  見えないものは いつまでも こころにのこる       〜キッズフレンズ 歌集より〜

 

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 悠 遊

 

空を見上げてごらん

ゆったり

悠 遊

雲もゆうゆう

鳥も悠遊

小さな自分がわかるから

 

   相田みつを

 

 

 

 

ぬくもりエピソード

  • 2016.10.16 Sunday
  • 15:58

数年前私が三育の同僚から聞いた実話をご紹介しましょう。

 

ある時、クラスで教師がピアノの上に置いてあるものを取ろうとしてうっかり他の本もガサッと下に落ちてしまいました。その時の先生のびっくりした態度がおもしろかったのか、クラスの子どもたちが「ワッ〜!」と笑いました。

 教師は一瞬心の中で、こういう時は、何て子どもたちに言ったらよいのかなぁ・・・と考えました。その時・・・ある男の子が言ったのです。「ひとのしっぱいをわらっちゃいけないよ!」と。先生は思わず「○ちゃん、うれしい〜〜!!」と叫んでしまった。すると他の子どもたちも口々に「だいじょうぶ?だいじょうぶ?」と聞いてきたというのです。

その子からそんな言葉がでてくるとは・・・。(驚きでした)

家で、お母さんに教えられたことがあったのかな?自分が笑ったことがあって、「人の失敗を笑ってはいけない」と叱られたことがあったのかもしれません。それが、ちゃんと心のかたすみに生きているのだと思いました。

 

Aくんの勝ちでいいよ!

  • 2016.06.13 Monday
  • 20:24
最近の帰りのスクールバスの中での出来事です。
子どもたちが「なぞなぞをだして〜」と言ったので、某先生が「ビルはビルでも顔の中にあるビルはな〜んだ?」という質問をだしました。
そうしたら 「あたま!」とか「みみ!」とか、ちょっとトンチンカンな答え
バッド。(むずかしかったのかな)
そこで先生は「ビルはビルでも顔のなかにあるビルだよ。ヒントをだすね」といって唇をちょっとぶるんぶるんぶーと動かしました。

そうしたらA君が「くち!」と答えました。
教師「おしーい!A君」

B君が「くちびる!」と言いました。
教師 「B君、あたり!!正解はくちびるでした。
拍手 A君本当におしかったね。」

するとB君がこう言ったというのです。
「Aくんが、くちって言ったから ぼくはくちびると言えたんだよ。だからA君が勝ちでいいよ。」と。

なにげない一言ですが、その子の意外なつぶやきをきいて、そんな風に考えて言えるようになったんだとうれしくなったそうです。それを聞いた私たちの心まであたたかくなりました。

 

ひざをまげると・・・

  • 2016.06.02 Thursday
  • 20:00
 けん玉では膝の動きがポイントであると言われています。ただ立って手だけ動かして玉を皿の中にいれようとしてもなかなかうまくいきません。
 膝をまげて玉を上にひきあげる時にのばし、また玉を受け止めるときに膝をまげると、ちょうどクッションのように衝撃をやわらげて受け取ることができるようです。

 
先日習していた時、コツがわかりだしてきた男の子が一言!

「ひざをまげると そこから げんきが でてくるのかぁ!!」
実感のこもったつぶやきでした。ラッキー

 こどものとらえ方、感じ方はとても興味深いですね。テープレコーダーが活躍していた頃の話ですが、Rくんという園児が自分の声が録音されるのがとても不思議で不思議でたまりませんでした。カセットデッキに耳を近づけながら、「う〜ん なかに(声が) はいるぞ〜 はいるぞ〜って おもって はいってくのかなぁ。これは(レコーダーは)はいってこい、はいってこいっていってるんかなぁとつぶやいていたことが 忘れられません。
 

ぬくもりエピソード

  • 2016.05.25 Wednesday
  • 21:23
あめ小雨の日でしたが、午後から7月に年長さんがお泊り会で利用する三滝少年自然の家に下見に行ってきました。緑の濃い山の中にあり、なかなか楽しい体験がいっぱいできそうな場所でした。よい準備をしてのぞみたいと思います
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
担任が「園長先生、きょうこんなことがありました!」とカメラの中におさめられている写真を見せてくれました。
それは、クラスの入り口のところでふたりの女の子がちょこんとすわって一緒に外を眺めているかわいらしい後姿の写真でした。
ひとりの女の子が朝お母さんと別れ際、悲しかったのか泣いてしまい,お母さんが帰られた後もしばらく入り口のところに座ってお外をながめていたそうです。そうしたら、クラスの女の子がだまってとなりにきて座り、何も言わないで一緒に外をながめてくれたというのです。

「どうしたの?」「なんで泣いているの?」など、何も聞かないでただ一緒にとなりにすわってくれた○ちゃんをみて先生もどんなにうれしかったでしょう。心がほっこりあたたまるエピソードでした。




この話を聞いて、私が新任教師だった頃に出会った「育ての心」という本の一節を思い出しました。

 「廊下で」 
泣いている子がある。涙は拭いてやる。泣いてはいけないという。なぜ泣くのと訪ねる。弱虫ねえという。……随分いろいろのことはいいもし、してやりもするが、ただ一つしてやらないことがある。泣かずにいられない心もちへの共感である。

お世話になる先生、お手数をかける先生。それは有り難い先生である。しかし有り難い先生よりも、もっとほしいのはうれしい先生である。

泣いている子を取り囲んで、子たちが立っている。何にもしない。何にもいわない。たださもさも悲しそうな顔をして、友だちの泣いている顔を見ている。なかには何だかわけも分からず、自分も泣きそうになっている子さえいる。

 幼児教育の先駆者 倉橋惣三著「育ての心」(上)より〜




 

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