命令形ではない言い方

  • 2019.01.27 Sunday
  • 16:00

子どもに届く言葉がけのひとつに、イントラバーバル(会話を続ける力)があります。

これは「むかし、むかし」という言葉がけに対して「あるところに」と続けるような言葉の刺激に対する反応のことです。

 

大人「赤信号は?」  子ども「止まれ」

大人「外から返ってきたら」 子ども「手を洗う」

教師「準備ができたら」 子ども「静かに待つ」

 

禁止や命令形を使わないでやってほしいことを伝えるときに使えます。

小さい子が靴が脱ぎっぱなしだったら靴を指差して「靴は?」と聞きます。子ども「そろえる」と答えられたらいいですね。

でも「そろえる」と答えられなくても靴をしまう行動に出ればOKです。

 

●ことわざなどもこれで覚えると楽しいですね。

 大人 「失敗は?」  子ども「成功のもと」

 大人 「ちりもつもれば」 子ども「山となる」

 大人 「石の上にも」   子ども「三年」

 

幼稚園でも時々イントラバーバルが聞こえてきますよ。

 

教師「いつも」      子ども「喜んでいなさい」

  「絶えず」      子ども「祈りなさい」  

  「すべてのことに」  子ども「感謝しなさい」

 

 

「早くしなさい」で失っているもの

  • 2019.01.27 Sunday
  • 15:54

小宮路先生の勉強会で紹介されたある小学生の作文より。

 

「母の日の手伝い 」小3 男子


今日は母の日です。
早く起きておくりものを台所におこうとしましたが、
お母さんの方が先に起きてしまいました。

ぼくはパンを食べてからお手伝いしようと思いました。

食べ終わって「ぼくが手伝うよ」と言うとお母さんは
「早くピアノに行きなさい」と言いました。


ピアノから帰ってくるとお昼ごはんのしたくをしていました。
「ぼくが手伝うよ」と言うとお母さんは「早く食べなさい」と言いました。


夕食の前とあとは何も言いませんでした。
お母さんは自分の部屋でかわかしたせんたくものをたたんでいました。
「ぼくが手伝うよ」と言うと
お母さんが「早くお風呂に入って寝なさい」と言いました。


ぼくはせっかくの母の日に何も手伝いませんでした。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

子どもに「はやく〜しなさい」と言いたくなることは、日常の中ではしばしばあると思います。

 

この少年は母の日の一日、「お母さんを喜ばせたいな」「どこでお母さんを手伝おうか」と考えて、折々に「ぼく手伝うよ」と言っています。

 

「今日母の日でしょう。だから手伝うよ」などとわざわざ言わないところがこの子のいいところだと思うのですが、その優しい心は残念ながらお母さんには届いていなかったようです。

 

「あら、ありがとう」ぐらい言えなかったのかな。お母さんは疲れていたのかもしれませんね。

子どもにお手伝いをさせると、かえってめんどうだから、日頃から全部お母さんがサッサカやってしまっているのかもしれません。

人事ではありません。私たちも「早く〜しなさい」で大事な機会を見逃していることがあるかもしれませんね。

 


 

大切な睡眠時間

  • 2019.01.20 Sunday
  • 15:30

「土曜の集い」ご紹介した、おすすめの一冊です。

日本は世界の中でも断トツに睡眠時間が少ない国民だそうです。赤ちゃんの時からすでに少ないのです。

幼児期は「からだの脳」が育つときです。家でいうなら土台を作っている時期です。よく寝る、食べる、運動する。

あたり前のことと思うかもしれませんが、そこが揺らいでいるのです。

その後の年齢での脳の発達にも悪影響がでてきています。かしこくて元気な子にと願うなら、夜更かしを避け、たっぷりと睡眠時間をとりましょう。3歳〜5歳の子どもは10〜13時間は睡眠が必要と言われています。

ご家庭でそれぞれの事情があると思いますが、幼児期の脳は日々形作られています!。幼児は、遅くても8時までには寝るように習慣づけてみましょう。

 

 

 

 

 

あいさつは思いやり

  • 2019.01.15 Tuesday
  • 18:00

みなさんのお家では朝起きたら家族間であいさつを交わす習慣があるでしょうか。外では挨拶をする人も、家ではぬーっと寝床から起きてきて、だまって食卓につくということがないでしょうか。

 

挨拶は相手を大切に思う気持ちから生まれます。

「おはようございます」「いただきます」「ごちそうさま」「いってきます」「おやすみなさい」「お先にどうぞ」このような挨拶が家族間で心をこめて交わされているならば、家族の心が通い合うのではないでしょうか。

 

このような習慣が家でついていれば、必ず家庭の外でも挨拶をするようになるでしょう。

 

私は「挨拶をしなさい」というかわりに本当にあった出来事で話すようにしています。

「きょうお客さまがいらしてね、お部屋を案内していたらちょうど男の子がひとりが年少組のトイレにはいってきました。そうしたらその男の子が私より先に「おはようございます」と元気にご挨拶をしてくれました。先生はとてもうれしくて心がぱっと明るくなりました。次に別なお部屋にいったらある女の子がちょうど外遊びから戻ってきて部屋に入るところに出会いました。すると真っ先に「おはようございます」と言ってくれました。先生はその声を聞いてなんだか元気がわきました。お客様も『あいさつは気持ちがいいですね』とニコニコ笑顔になりました。」このように話すと幼稚園の子どもたちは素直なので「挨拶してみよう!」と思って即実践します。

 

次の日も、ある年長の男の子がかなり遠く離れていたのに「先生おはようございます」と私の後姿にまで挨拶をしてくれました。ご家庭でも「挨拶をしてくれて嬉しいよ」「あいさつは思いやりからうまれる一言なんだよ」と伝えてあげましょう。

 

 

2番の歌詞にも「おはようとの挨拶もこころをこめてかわすなら〜」とあります。

 

 

 

 

ひらがなの生き方

  • 2019.01.15 Tuesday
  • 12:00

元NHKアナウンサーの村上信夫さんが作られた「ひらがなの生き方」をご存知ですか。

とても素敵な言葉なのでご紹介します。

 

「ひらがなの生き方」 村上信夫

いしています
まここに
んでくれて
らんでくれて
かあさん

 

んしゃしています
れいなこころに
じけないこころに
じめのあるこころに
びないこころに

 

がしています
んせつにしてくれたひとを
てきなことをおしえてくれたひとを
いせいどうどうとしていたひとを
っとしておいてくれたひとを

 

いせつにします
ちははのこと
かのまのこと
まひまかけること
しをかさねること

 

かないようにします
くまれぐちをいわれても
れぎぬをきせられても
たまれても
けものにされても

 

 

んせいしています
ねくれたこと
へいをいったこと
んけんをもったこと
かのひととくらべたこと

 

んぞくしています
んなのおかげさまだと
すばれたごえんだと
ぐまれているからだと
ったいないことだと

 

くそくします
るがないいきかたを
りそうことを

 

しくいきていきます
んとして
いせんをゆるめても
んめんとはせず

まんをわすれず

らいをわすれないこと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子どもにさせたいお手伝い

  • 2018.12.26 Wednesday
  • 16:30

お手つだいは人とかかわる一歩。子どもは「ありがとう」と言われてとてもうれしくなります。

「この子には無理」という思い込みをなくし、小さなことから取り入れてみませんか。

 

●洗濯ものを干すときに親に1枚ずつわたす。

●選択ものを干す(まずはくつした一足から)

●かわいた洗濯ものを洗濯ばさみからはずす。

●ハンカチをたたむ

●植物に水をやる

●買物のとき、品ものをかごに入れる。

●食事の前に、スプーンやはしをならべる。なれてきたらお皿や湯飲みなど。

 

子どもに頼むときは、「お手伝いしてくれるとうれしいなぁ」「お願いします。」と笑顔で丁寧に声をかけると子どもも喜んでやります。

 

ある女の子の作文より

  • 2018.12.10 Monday
  • 18:51

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子どもを叱る前に読む本 やる気のある子、ひとりでできる子の育て方」


著者の平井信義さんは小児科のお医者さんで多くの子育ての本を書かれています。

 

その本の中に『自分及び子供の失敗を笑い飛ばす事ができる愚かな母親になる事を勧める』という一節があり、小学生の作文コンクールで、ある5年生の女の子がみんなの前で読んだ「私のお母さん」という作文が紹介されています。(平井先生はこのお話をNHKラジオ放送でご一緒した相川浩アナウンサーから聞いたそうです。) 

※相川アナウンサーは山間部の小学校へ取材に行ったとき児童の「私のお母さん」という課題作文発表を聞くことになりました。1年から6年までの子供の自作朗読です。それがどれもこれも大人の手が入っているような優等生作文で、退屈し、眠気を我慢していたところ、相川さんが思わず椅子から転げ落ちそうになる出来事が!それは、五年生のある女の子が自作の題名「私の母ちゃん、バカ母ちゃん」を声も高らかに読み上げたからです。

 

「私のカアちゃん、バカ母ちゃん」(会場 爆笑)


私のカアちゃんはバカです。(また爆笑)
野菜の煮物をしながら、洗濯物を干しに庭に出たら、煮物が吹きこぼれ、父ちゃんから「オイ、バカ。煮物が溢れてるぞ!」と言われて、慌てて、洗濯物を竿ごと放り出して台所へ駆けこみました。洗濯物は泥だらけです。(爆笑)


「バカだなあ」と言われて、「ごめんね、父ちゃん、カンベンね」とおどける母ちゃんです。


しかし、母ちゃんを叱るその父ちゃんも実はバカ父ちゃんです。(大爆笑)
ある朝、慌てて飛び起きて来て、「御飯はいらん」と洋服に着替え、カバンを抱えて玄関から走り去りました。すると母ちゃんが、「バカだね。父ちゃん。きょうは日曜日なのにね。また寝ぼけちゃってまあ!」(爆笑)


そういうバカ母ちゃんとバカ父ちゃんの間に生まれた私が、利口なはずはありません。(大爆笑)弟もバカです。(笑い)家中みんなバカです。(爆笑)


しかし・・・(場内シーン)私は大きくなったら、私のバカ母ちゃんのような女性になって、私のバカ父ちゃんのような人と結婚し、私と弟のようなバカ姉弟を産んで、家中みんなでアハハアハハと明るく笑って暮らしたいと思います。

 

私の大好きなバカ母ちゃん!!その時まで元気でいてくださいね。(一同 涙、涙・・)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

バカと言うのは教育の立場では意見もあることでしょうが、この娘さんはお母さんやお父さんが大好きで体裁をつくろったりせず正直で素直に語っているところ、お母さんみたいになりたい、こんな楽しい家庭を築きたいと言っていることに感動を覚えます。

失敗をも笑いに変える明るい家族、ユーモアがあふれる温かい家族であることがこの作文から伝わってきます。

 

 

 

今日は、○○記念日!

  • 2018.11.26 Monday
  • 20:00

教育評論家の親野智可等さんの本にこんな素敵な話が紹介されていました。

 

親野さんが小学校の教師をしていたとき・・・

ある女の子が「今日は納豆記念日なの」といったそうです。よく数字の読みとかけて〜●●記念日ってありますよね。

11月22日(いい夫婦の日)とか。それでなのかと思って聞いてみたら「ううん。4月10日は私が納豆が食べられるようになった日だから納豆記念日」と言ったそうです。お母さんがそうネーミングしてカレンダーに書きこんだとか。

 

他にもお兄ちゃんがトイレに落書きをしたとき。お父さんは弟が落書きしたのだろうと思いこみ、弟を叱りはじめました。お兄ちゃんは叱られている弟をみて自責の念にかられて、「ぼくが書いたんだ・・・」と告白しました。

お父さんはお兄ちゃんが自分から本当のことを言ったことを喜び、「今日は●●の正直記念日だ!」と言ったとか。

 

探してみれば日常の中に、●●記念日いっぱいありそうですね。

 

 

 

影響を受けやすい子どもの脳

  • 2018.11.22 Thursday
  • 18:00

このブログや「土曜の集い」でも昨年何度かご紹介していた友田明美先生(小児科医)が先日「NHKプロフェッショナル仕事の流儀」で取り上げられました。ご覧になった方も多いのではないでしょうか。

 

友田先生はチャイルド・マルトリートメントという言葉を使っています。日本語では「不適切な養育」と訳されます。

虐待というと暴言や暴力、ネグレクトなどをすぐにイメージしますが、暴力はふるわなくても、子どもの前で始終親が激しく口論をしたり、子育てに真剣になるあまりにしてしまう度の過ぎた行為なども含まれるといいます。

 

過度になると、子どもの心身が傷つき、脳が変形してトラウマを引き起こしたり、親との信頼関係が結べない「愛着障害」となり子どもの成長に影響を及ぼす可能性があるといいます。

 

回復の手だては?

http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/264452.html

 

 

大切な7つの力

  • 2018.11.05 Monday
  • 20:00

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子育てをするとき、右側の「信じるべき7つの力」を用いることができるように努めましょう。

 

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